ICを実装する電子工作ではICソケットを使うケースもありますが、特に電子工作初心者はICを破損させてしまうリスクもあるのでそれを回避する目的でICソケットを使った方が安心に繋がります。逆向きに取り付けてしまったとき、直接プリント基板に実装している場合ははんだを全て取り除いて向きを変えて再びはんだ付けが必要になります。はんだ吸い取り器などの専用の工具があると簡単に取り外せますが、このときはんだ半田ごてを長い時間端子にあてているとICが熱で破壊されて使い物にならなくなる、プリント基板のアートワークがはがれてはんだ付けができなくなることもあるので注意を用意します。はんだ付けに慣れるまでの間は、プリント基板に取り付ける全てのICはICソケットを使い挿入するやり方がおすすめです。
ICソケットは通販サイトを利用して買うことができるようになっていますが、8ピンや14ピン、16ピンの3つは比較的利用頻度が多い端子数になるので、通販で購入するときは必要数だけで購入するよりも50個入りなどまとめて購入できる商品を選ぶのがおすすめのやり方です。購入するときには数個程度しか使わないけれども、将来的に電子工作を続ける場合はその都度購入するよりも50個や100個などのようにまとめて買い物をすると1個当たりの単価が安くなるのでお得な買い物に繋がって来ます。なお、まとめ買いをしたICソケットは袋の中にいれたままにするのではなく、静電対策が施されている電子部品の保管用スポンジなどを使い並べて挿入しておけば取り扱いにも便利です。