日本国内では、至る所で酪農牧場が点在をしています。北海道だけでも約2万件もの牧場があり、日本は市場に流通をしているミルクの100パーセントを自給自足で補うことが可能です。とくに昨今では都心部でも住宅街の一角で小規模な施設が点在するようになり、周辺で暮らしている方々に毎日搾りたてのミルクを販売するところも増加をしました。必ず数十頭の牛を飼育しないといけませんが、毎日搾乳をするのは時間と労力がいるものです。
農林水産省では搾乳マシンというものを開発しており、農協を通じて販売をされています。以前はシンプルなものでしたが、現在は動物愛護法に則ったスタイルの高品質なものとなりました。簡単にその概要を解説していくと、先端部分にカスタムソケットが備わっていて。随時力加減をしながら作業を進めることが可能です。
カスタムソケットとはICチップを備えたプログラム対応のソケットで、おもに畜産・酪農・農業で使用をされています。もともとは医療用機材に備えるために開発をされたもので、注射器の先端にもカスタムソケットは備わっているのがポイント。搾乳機であれば、乳牛一頭ずつで力の加減をしないと十分な乳を手に入れることができません。獣医師や研究者が長年の研究のなかで作り上げたプログラムをインプットしており、牛にとってもっともベストな状態で作業ができるわけです。
カスタムソケットは非常に頼れるアイテムとなっているのが今です。