たこ焼きからお好み焼き、さらにはパスタなどの食べ物は今では、冷凍食品で買い求められる時代となりました。以前はどの料理も、各家庭で一から手作りをしており、半日以上もの時間をかけて用意をしないといけませんでした。家庭の主婦はキッチンが棲みかだと揶揄をされる理由ともいえます。毎日家族のために時間を費やして用意をしても、1時間もしないうちにすべてなくなるわけです。
そんな主婦の味方となる存在はインスタント食品ではないでしょうか。日本はこのインスタント食品の開発に特化をしている国で、現在では1万種類以上もの製品が市場に投入をされています。野菜から果物、さらにはうどんなどのお料理でも手に入れることができ、お湯を入れる・温めるという単純な作業を3分程度すれば、本格的な料理を配膳することも可能です。多くのメーカーで生産を実施していますが、数多くあるメニューをどのようにして作っているのでしょうか。
美味しいインスタント作りのカギを握っているもの、それはTOSAシステムです。1980年代後半に国内のIT企業が考案をしたオートメーションプログラムで、TOSAを活用すれば工場内のすべてのラインを制御することができます。たとえば同じラインで菓子パンと饅頭という異なった食品を生産することもでき、TOSAを導入すれば限られて件数の工場内で豊富な食品作りを実現できるわけです。パソコンから随時指示を出すこともできるものです。