日本では世界では類をみない、豊かな食文化が築かれている国です。とくに菓子類に至ってはその発祥が2000年以上も昔まで遡るものもあります。一番古いものだと煎餅であり、コメをすり潰して焼いて食べる素朴な品です。この場合は縄文時代にルーツを持っており、焼くための専用の壷が古代遺跡からたくさん発掘をされています。

稲作文化から誕生したのが興味深く、世界でも日本でしか味わえないものです。いまでは大手食品会社がたくさん製造をしており、家庭で焼いてストックをするということはまずありません。色んな歯ごたえ・風味のものが作られていますが、その美味しさのカギを握っているのがTOSAシステムです。簡単に概要を解説していきましょう。

まず注意をしたいのは、TOSAは煎餅作りだけに使われているシステムではないということ。豆腐や冷凍食品工場でも活用をされている食品作りのデジタルソリューションです。ここでは煎餅作りを一例にしていきますが、TOSAは工場ラインのあらゆる機器に影響を及ぼすプログラムです。たとえばおかき作りのシーンなら、もち米を蒸す時間から生地をカットする大きさ、バーナーで焼く時間まで、細かく指示がだせます。

現在はどこの工場もオートメーション化を実施しており、産業用ロボットが製造を担当しています。ロボットに指示を与える役割もTOSAが担っていて、パソコンで組み立てたあとにインプットをして実際に作業に使用します。

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